• 音楽 + ストーリー = OTORY – オトリー
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Yuki Naito

フライパンと太鼓のバチを華麗に持ち替える小粋なお祭り若旦那

内藤 佑樹 / 内藤金物店

初めて出会った日、彼はグレーのハンチングを被ったお洒落な出で立ちで、吉原の太鼓とFUNKを融合した自身のバンド「吉原祇園太鼓セッションズ」でギターを弾いていた。
大学進学で上京して社会人経験を積んだのち結婚。現在は代々営む「内藤金物店」の若旦那として自らお店に立つ。演奏を見た日から一夜明けてお店を訪ねると、ミュージシャンの尖った姿から一変、清涼感のある仕事着に身を包んだ彼が、柔らかい笑顔で出迎えてくれた。
地域密着の丁寧なお店作りと商品への深い知識から、ラジオやテレビなど地元メディアへの出演も多く、いつのまにか「フライパン王子」という愛称がつくまでに。地元の人々から愛され、頼られる存在なのだ。
歴史的な街の一大行事「吉原祇園祭」では、PRや太鼓の演奏、目玉である山車の引き回しなど最前線で活躍する。柔らかい物腰とは裏腹に、祭りに人生をかける姿は情熱的だ。
内藤金物店の店主であるお父さんもインパクトのあるナイスミドルで、得意の手品(完成度高め)を何度か披露してくれた。そんなユニークな部分に加え、商店街の会長として、若者に決定権を委ねる商店街作りを推進しているという。
父親譲りの先進的なスピリットを持った彼は、金物店の若旦那、ミュージシャン、お祭りなど様々な活動を通して街を世に広める、吉原の若き伝道師だ。

BGMにどうぞ

「街の音、富士の色」
by パラノア - paranoa
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人となり一問一答

名前を教えてください

内藤 佑樹(ないとうゆうき)

やっていること(お仕事)

金物屋

社長は父です。元々東京でサラリーマンをやっていて、金物屋は4〜5年くらいです。勉強しながらやっています。

やりがいは何ですか?

道具を使って良かったと言ってもらえること

メーカーの方で師匠がいて、来るたびに詳しい情報を教えてくれるんです。
それをお客さんに説明しながら売っているうちに、テレビやラジオが取材に来るようになって。
SBSっていう、テレビとラジオを持つ局に出演した際に「フライパン王子」と紹介されて。
それが定着したって感じです。

この街の魅力は?

祭り(吉原祗園祭)

祭りのために生きています。
東京に住んでいた時も、祭りの時だけは必ず帰っていました。
祭りでは張り合っているけど、吉原の街はみんな仲間であり横のつながりは深いですね。
継承を大事にしていて、目上の方をリスペクトする文化です。
父の笛はうまいし、街ゆくおじいちゃんは「太鼓の達人」だったりするんです。

この街の好きな場所は?

家の4階

富士山がものすごく綺麗に見えるんですよ!
(その後4階から富士山見せてもらう。確かに最高の眺め!)。
高校時代、自宅の4階は溜まり場でした。ドラムも置いて、スタジオ代わりに使っていましたね。
子どもの頃から、家が最高の遊び場です。

世界中の人に声が届くとしたら、何を伝えたい?

内藤金物店でフライパンを買いましょう!

無人島に何か1つだけ持っていくとしたら?

フライパン

武器にもなるし、飯も食えるし。

今までした中で一番クレイジーなことは?

今やっているバンドが形になったらクレイジー

リズムを「ズラす」とか「溜めてあえて遅らせる」とか、昔からここのおじさんたちは祭りの太鼓で表現していて。
ヒップホップやJAZZを聞いて耳が肥えてきて、最近やっとそれに気付いたんですよ。
それをわかりやすく表現できたらいいな、というのが今やってるバンドなんです。

人に魅力を感じるのはどんな時?

仲間と同じ方向を向いて何かをやっている時

やっぱり意思疎通が楽しいです。太鼓でもセッションをするんですよ。
上手い下手ではなく、人となりが音で現れるんですよね。
それが面白いなぁ、と。

わたしのヒーロー

細野晴臣さん

僕にとっての神様ですね。
リズムが揺れる気持ち良さを、細野さんが教えてくれたんです。

わたしの夢

内藤金物店、吉原商店街が幸せに暮らしていけること

わたしの必殺技

フライパン話
リズムの話
お祭りの話

好きなことを喋れと言われたら、ほんとは全部「お祭り」になっちゃいますね(笑)。
街の外の人にお祭りの事を伝えるのは、僕の役割でもありますし。

わたしのバイブル

細野さんの『泰安洋行』

1曲目の冒頭からやられましたね。
どうやったらこんなリズム出せるの?って感じです。
今でもよく聞いています。

わたしの宝物

家族です!

わたしは大体ここにいます

内藤金物店
住所 : 静岡県富士市吉原2丁目4−6
Tel : 0545-52-2533
Web : https://www.naitokanamono.net/