
[静岡・吉原の個性的な人々]ナチュラル・ヴィンテージな雰囲気をまとった完全甘党の実業家
藁科 雅喜 / 洋菓子店 quatre epice(キャトルエピス)
ナチュラル・アンティークのお洒落な店内から、甘い焼き菓子の香りを纏いながら出迎えてくれた藁科さん。隣にあるショコラ専門のお店(これもまた心を鷲掴みにされるほど洒落たテイスト)でお話を聞かせてくれた。
淡々と話しながらも時折見せる笑顔に、優しさと芯のある人柄が滲み出ている。
自らも認める無類の甘党で、お菓子の話になると色々な知識や素材の特性を教えてくれる藁科さん。作ったばかりのチョコレートを産地別に食べ比べてみると、香り・味・酸味、どれをとっても全く違っていて、その奥深さに驚かされる。
お菓子への愛情とこだわりに溢れ、スタッフの方たちと楽しみながら探求していく姿から、目が離せなかった。
好きなことを仕事にして成功すること。その難しさと楽しさを知っている藁科さんだからこそ、ちょっとした考え方の随所に、夢を実現するヒントが散りばめられているような気がする。





「静岡・吉原の個性的な人々」とは?
景色や食べ物、街の魅力は色々あるけれど、やっぱり一番はその街の空気をつくる「人」だと思う。
私たち夫婦「パラノア – paranoa」が、静岡県富士市吉原の居酒屋やカフェで出会った魅力的な人々。
街を歩いて次々と知り合いになっていくように、街とそこに暮らす人々のやわらかな空気感を感じてほしい。
静岡・吉原を歌ったパラノアの楽曲
人となり一問一答
名前を教えてください
藁科 雅喜(わらしな まさき)
やっていること(お仕事)
パティシエ 洋菓子店 quatre epice(キャトルエピス)の経営
やりがいは何ですか?
好きなことを仕事にしているから、充実していること
逆に楽しいと思える仕事以外はやらないようにしています。
この街の魅力
富士山という日本一のシンボルがあること
山のもの海のものどちらも、新鮮なまま食べれるところもですね。
この街の好きな場所は?
お店の厨房
仕事と趣味が近いのもあって、常にお菓子の研究や新しいテーマに沿った開発をしている、研究室みたいなこの場所が一番好きです。 例えば砂糖一つとっても、種類が様々で性質が全然違うし、仕上がり方も全く違うんです。 商品には直結しないけど、色々なことを実験できるこの場所が一番好きですね。
世界中の人に声が届くとしたら、何を伝えたい?
「穏やかに暮らそう!」
無人島に何か1つだけ持っていくとしたら?
砂糖
突き抜けて甘党なので(笑)。 極端な話、3食甘いものでもOKですよ! ハーゲンダッツだったら10個くらいは美味しく食べられると思います(笑)。 だから今の仕事は天職だと思いますね。
今までした中で一番クレイジーなことは?
日々新しいことに挑戦する過程が、小さいクレイジーの積み重ねだと思います。
人に魅力を感じるのはどんな時?
自分にないものを持っている人を見た時
あと、何かに向かって頑張っている人が好きです。
あなたの夢は?
常に更新されていくもの
この間小学校の文集見たら「アイスクリーム屋さんになりたい」って書いてあったんですよ! だからその時の夢は叶ってるなって思ったんですけど(笑)。 今はステージが進むにつれてやりたいことがどんどん出てくるので、それを着実に形にしていく、それの繰り返しですね。 だから「これがゴール」っていうのがないんですよ。 「やりたいことリスト」に常に10個くらい書いてあって、それを決めた期間集中して実現していく。 サグラダファミリアがずっと建設中のように、順番に形にしながら積み重ねているイメージです。
わたしの必殺技
愚痴を言わないこと
もしかしたら鈍いのかもしれないけど(笑)。 ずば抜けて突出したものはないけど、どんな逆境でも愚痴を言わずに来たから、今ここにいるような気がします。
わたしの宝物
こう見えて宝物はたくさんあります。
例えばハタチの時に買ったマグカップに対して、今でも新鮮な気持ちで「かわいいな」って思えたり、18歳のときに買った学校にあるようなデザインの壁掛け時計は、今でも自宅で使っていたり。 好きって思ったものは、ずっと変わらず宝物ですね。
わたしのバイブル
音楽好きなんですが、最近は幅広く聞くのでバイブルって呼べるものは無いかもしれない。
映画は最近、ハッピーエンドしか見ないです(笑)。 見ていて疲れるものを避けて、心地の良いものしか身体に入れないようにしてます。
わたしは大体ここにいます
洋菓子店 quatre epice(キャトルエピス) 富士店
住所:静岡県富士市瓜島町152-2
TEL:0545-55-3388
営業時間 / 月~土 10:30~19:00・日 10:30~17:00